私がブログを始めた理由は、初回の投稿にも書いた通り、自分の好きを見つけ直すためだ。ではなぜその手段としてブログを選んだのかというと……ゲムぼく。さんの『人生は良ゲー。“伝えたくなる日々”を手に入れる方法』を読んだことがきっかけだったりする。うーん我ながら影響を受けやすすぎる……。

ゲムぼく。さんの「人生は良ゲー。」。物理版だけでなく、Kindle版もあるのがとても嬉しい。

本を手に取った理由とゲムぼく。さんについて

そもそもゲムぼく。さんがどんな方かといえば、2015年の8月末くらいから活動している抹茶スイーツ系ブロガーだ。ゲムぼく。さんのブログ内容は多岐に渡り、ゲームや家電、動物園やスイーツ、山崎春のパン祭りなどゲムぼく。さんの興味の赴くままにさまざまなジャンルが扱われている。ほぼ毎日ブログを更新していらっしゃるのがとてもすごい。

私がゲムぼく。さんの記事を読み始めたのがいつだったかは憶えてはいない。確か……X(旧Twitter)で記事がバズっていたのがきっかけだった気がする。その後はなんとなく思い出したタイミングやXでバズって流れてきたときにちょこちょこ読んだりしていた。

そんな中、以下の記事を読んだことで私は一気にゲムぼく。さんが好きになった。ドラカーという完全に守備範囲外の依頼に対してとても真摯に向き合っているところに、漢気というか、かっこよさを感じたのだ。こんなかっこいい理由でドラカーSSを一本仕上げるのは世界広しといえどゲムぼく。さんくらいのものだと思う

以降よりこまめにブログをチェックするようになり、時たまコメントも書いちゃったりとかしたりするくらいのファンになったのだ。そんなゲムぼく。さんが初めて出される書籍!こいつぁ読まないとだ!と思いKindle でポチった……というわけだ。

人生を楽しむサイクルを回そうと思った

前述の通りファン心理が働いた結果、衝動的に買った……という流れなため、正直なところどんな内容なのかは想像すらしていなかった。いざ発売日となり蓋を開けてみると、すごくいい意味で期待を裏切ってきたまさに今私が必要としている本だった。

本書は、人生を豊かにする「おもしろさ」について「見つけ」、「深めて」、「形にする」という点を主題にしつつ、それらをサイクルさせて「楽しむ」方法に関するゲムぼく。さん独自の指南書といえるものだった。

ここで細かい内容を紹介するよりも、直接本を読んだ方が確実によいので細かい内容は記載しない。マジで良い本なので詳細な内容はぜひ買って読んでみてほしい。以降は読んだ上で思ったことだけをつらつらと書いていく。

私は読んだ時に、「なんて素晴らしいサイクルなんだろう」と思った。そのうえで、昔は何となくやれていたような気がするのに、いつの間にかそれらを蔑ろにした毎日を過ごしてしまっているような気がすると感じた。

少なくとも、現段階で私はこれらを意識的にできていない。まずおもしろいものを意識的に探せていない。日々生きる中でそういった精神を無くしてしまったように感じる。ゲムぼく。さん流にいうのであれば、半歩ずらして、半歩前に出る。そして見逃しているものに気づく。おもしろいものを探しにやってもやらなくてもいいことをやりにいく。というものだ。

毎日に気づきがなく、充実しているわけでもない。なのにいろんなことを面倒くさがってしまっている。結果毎日が、あっという間に過ぎ去ってしまっていて薄い。そしてたまた見つけられたおもしろいものについても、深めたり、形にしたりがほぼできていない

人は歳をとると時間があっという間に過ぎるようになるというが、もしかしたらこれのせいなのかもしれないと漠然と思った。人生のいろんなことに慣れてしまって、楽しいことを発見して、それを深めることができなくなってしまっているのだ。もしそうなのであれば、このままでは毎日をあっという間に消費してしまうのかもしれないと思った。人生を楽しむサイクルを回さねばならない。そのために……ブログにチャレンジしてみたいと思った。

こうしてこのブログが生まれたってワケ。

ちなみに、本書曰く令和のこの時代に個人サイトを作ってブログを始めるのは正気の沙汰ではなく、まともに生きていた人間がする選択ではない1らしい。けれど、私はほんのちょっとだけITインフラがわかる人間であることもあり、作る過程を楽しみたくて作ってみた。近いうちにこれも記事に書いていきたい。

この本をお勧めしたい人

もしあなたが人生に少しでもマンネリやルーティンを感じているのであれば、ぜひ本書を読むことをお勧めしたい。きっと人生を楽しむいいヒントやきっかけをもらえるだろう。2

また、インターネット上に何かを発信していくという行為自体をしている人にとっても、参考になることや学びになることがあるのではないかと思う。これは文字に限らず、絵や音楽といったものを公開して活動している方にも学びがあるのではないかと感じた。


  1. あくまでもゲムぼく。さんは読者を心配して「個人ブログはいろいろと大変だからおすすめしないよ!」という文脈で言ってくれている。決してディスっているわけではない。 ↩︎
  2. そして本書を読んだ暁には、私のようにブログを始めてみちゃったりとかする人もいるかもしれない。その時は相互リンクとか貼ろうね。ゲムぼく。バナー同盟とか作っちゃったりもしようね。 ↩︎

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