レザージャケット、それはおとこのあこがれ。いやじょせいもあこがれ。そんなファッションアイテム。

私もとても憧れていた。ラギッドなおとこのスタイル……レザージャケットを羽織り、寒い中Zippoを擦ってタバコに火をつける……ジャケットの内ポケットからスキットル取り出し、口にウイスキーを流し込む。喉が焼け、口から白い息と煙が立ち上る。そしてなんか生き別れたドーターとかそういうのに想いを馳せる……生き様……。

カナダでは野外路上飲酒は原則的に違法である。一方でタバコは基本外でしか吸えない。つまりこの組み合わせを街中ですると基本逮捕だ。やってはならない。

そんなラギラギしたムーブには、レザージャケットがかかせない。黒じゃなくて茶系で、ライダースじゃないタイプ。そういうのがほしいな……と思い続けていた。

探してみると、案外理想のイメージに沿ったジャケットはなかなかみつからない。ライダース系が人気で、古着屋さんにあるのもライダースかボンバージャケットスタイルが多い。ライダース系はちょっと自分に合いそうにない。特にダブルライダースは細身の人がかっこよく切るものってイメージがある。

シングルライダースジャケットのイラスト
シングルライダースジャケットのイメージ。5億年ぶりにおえかきした。

ボンバージャケットも嫌いではないが、なんとなくイメージに合わない……リブ袖1もあまり好きではないし……。なかなかないなぁ……と思っていたが、みつけてしまった。Buffalo Jacksonというメーカーを!

Buffalo Jacksonというメーカー

Buffalo Jacksonはコロラド州で2009年からレザー系のアパレルを作り続けているメーカーだ。だいぶラギラギしており、そうそうこれこれ!こういうのだよ!!と思わず唸ってしまうような、私に刺さる製品がとても多い。なんならページ内にラギッドスタイルについて熱く語っているページすらある。

特にグッときたのは、Driggs Leather Jacket だ。デニムトラッカージャケットのデザインをレザーに落としこんだこのモデルは、私にとって最高にかっちょええと思えるモデルだった!

おお……めちゃラギラギしている……。物欲が加速していく!

サイズ選びの懸念

Buffalo Jacksonは調べたところ、実店舗をほぼ持っておらず基本はネット通販の会社のようだ。この戦略のせいか、レザージャケットというジャンルにおいては値段もそこまで高くはないというのが好印象だ。一方でこれは、フィッティングが重要なレザージャケットというジャンルにおいては不安要素でもある。試着ができないってことだしね!

そして Buffalo Jackson が怖いのは、サイズが違った場合の交換においてしっかり送料を取るタイプのお店だということ。試着ができないのに、サイズミスがとても痛い出費につながるってことじゃん!!!しかもこのショップ、調べるとただでさえレビューにはサイズが合わないみたいな情報がいろいろ出てくる。

最近のネット通販ショップは基本的にサイズ違いの交換であっても送料を取らないパターンが多い。まぁ、このお店は交換時の送料を無料にしていないからこそ、ベース価格を抑えられているという話にもなるのだろうけど。

故にだいぶ躊躇していた。送料。そしてアメリカからカナダへのインポート。トランプ関税という言葉が脳裏をチラつく。見えている値段以上にお金がかかる可能性がだいぶあるうえに、サイズをミスるとそれだけで1,2万円くらい飛ぶことになる。うおお……ギャンブルッ!……

しかしお店を探しても、ほかにこれだ!となるジャケットは出てこない。物欲は収まらない。腹を括るか!!!

惑わすもの、ワイル(2)(黒)(黒)

前述の通り、サイズミスはとても痛い。そこでFit GuideとSizingのページと睨めっこしながら、ベストなサイズを探ることにした。一般的に、ジャケットのサイジングで最も重要なのは肩幅だ。私は肩幅さえフィットしていれば、多少お腹がでていてもなんとかなると思っている。仮に前が閉まらないくらいお腹がでていたとしても、フロントオープンスタイルですが何か?という顔をしていればいいのだ。お腹を優先して肩幅がぶかぶかなほうが、ダボついて見えるだろう。ChatGPTもそう言っていた。それにジャケットが締まらなくてお腹がでちゃってるのは愛嬌だ。愛嬌だよね?愛嬌だよ。

そんなわけで手持ちのフィットしているジャケットから肩幅を測り、各種サイズを吟味する。実測値ではMサイズが正解という結論に達した!

また、Buffalo JacksonのページにはWairというシステムが導入されている。これはボディデータを入力することで、自身の適したサイズを提示してくれるというものだ。これも試してみると……。えっ!?

WairがXLを提案してきた。マジぃ?

XL!!!?そんな乖離することある!?ぜんぜんちゃうじゃん!!

この結果は私を大いに惑わせた。肩幅を考えたらMだ。いやでも謎の計算式によってWairはXLと言っている。肩幅の入力がなかった以上、信じるべきは実数値だが……間をとってLとかにしちゃうか……?いやでもそれこそ中途半端になりそう……うう、試着ができれば……!

数日間悩みに悩んだ結果、私はMを注文することにした。Wairは肩幅データを見て判断していないし、内部の計算式もよくわからない。実データを信じて殉じよう。ブラックフライデーも終わっちゃうし。

そうしてとどくのをそわそわしながら待った。

ついたー!

注文してから一週間ほどで家に届いた。めちゃくちゃそわそわしてしまう!

はこ
箱のデザインはこんな感じ。 Buffalo Jacksonのテープが素敵だ!

少しずっしりとした箱を開けると革の香りが香ってくる。梱包材のビニールを外して壁にかけると…やったー!かっこいいー!!

Buffalo Jackson Driggs
とりあえず手持ちのユニクロシャツを下に着せてみる。いいかんじだ!

色合いは茶色系。写真だと明るめに見えるが、落ち着いた色合いでいろんなインナーと合わせやすそうだ。

ジャケットのボタン
ボタンはすべてBuffalo Jacksonオリジナルのデザイン。ホームページを読むにブラス製かな?
これもだいぶ好きなデザインだ。
革の色合いの違いがわかる画像
少し色が濃かったり、薄い部分があったりするのが革って感じ。ラギあじを感じる。
背中のところにあるタグ。
タグもレザーでかっこいい。まぁ着てる時は誰も見ないんだけどこれ。
裏地はシンプルで特にわたが入っているわけではないので少し暖かい日でも使えそう。

思う存分写真を撮ったり手触りを楽しんだり匂いを嗅いだので、恐る恐る袖を通してみる。

ぴったりじゃん!よかったー!!

やはりWairではなく実データを信じて良かった。きっとネットでサイズが違うと騒いでいた人たちはWair信じちゃったマンなのだろう。あぁ、それにしても実測値を信じて良かった。

袖を通してみると、レザージャケットのずしりとした重さを強く感じる。腕をしっかり曲げようとすると抵抗を感じる。これこそがレザージャケットなのだ。おぉ……楽しい!ちょっと肩凝りそうだけど!

インナーにヒートテックとシャツ、TAIONのダウンを入れて着てみる。レザージャケットは10〜20度くらいがシーズンと聞いていたが、この組み合わせならマイナス五度くらいなら大丈夫そうだ!とはいえ寒い時は寒そうだぜ!

とはいえ最近はマイナス10度か普通にいくようになってしまったので、家の中でレザージャケットを着て過ごしている。我ながらこれでいいのか?と思ってしまうがこればっかりは仕方ない。このまま春を待とう。そうしよう。


  1. ゴム紐っぽい素材でできた袖のこと。耐寒性は高いだろうけど、なんか長く使っているとヨレてきそうという偏見がある。 ↩︎

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です